全国平均で24円引上げへ

 

平成28年度の地域別最低賃金額改定について、中央最低賃金審査会は728日、引上げ額の目安を示す答申を取りまとめました。

 各都道府県をA〜Dの4つのランクに区分けし、地域別最低賃金の引上げ額の目安は、Aランク25円、Bランク24円、Cランク22円、Dランク21円で、昨年度と比べてA〜Cランクが6円、Dランクが5円高い引上げ幅となっています。

 これにより、引上げ額の全国加重平均は24円(昨年度は18円)、引上げ率は3.0%(同2.3%)となり、目安どおりに決定されれば、最低賃金が時給で決まるようになった平成14年度以降で最大の引上げとなります。