第16~17回:2013年4月15,17日 17:00〜19:00
「木を見て森を見ず」
いま一度、意味を確認してみます。
「物事の一部分や細部に気を取られて、全体を見失うこと。」
約半年の時を経て、
ようやく「BSC(バランス・スコア・カード)」の完成が、
目前となりました。
ここまで至るには、
様々なことがありました。
その過程を振り返ると、
富士山の麓から山頂を目指したような感があります。
今回と次回で、
その過程を綴ってみようと思います。
ミーティング前期では、
「何ができるのか」「何を目指すのか」といった、
組織全体を俯瞰した内容が中心でした。
経営理念の意味するところ、
内部環境の強弱分析や強化すべきところ、
外部環境の変化に対する取捨選択と具体策、
このような理想像を描くことがメインテーマでした。
いわば、富士山の麓で森を見ている感覚が強かったと思います。
ミーティング中期では、
BSC(バランス・スコア・カード)のイメージを掴むための説明に、
時間を費やしました。
戦略は机上のモノになりがちです。
戦略は行動しなければ単なるお飾り、自己満足で終わります。
理想から現実へ、
突如として遷移させるのは困難なのも事実です。
どうすれば現実を理想に近づけられるのか。
諸要素を細分化し、
実現可能であることを皆に見える化すると、
その変化はなだらかになる気がします。
この時、
諸要素間の因果関係が不成立だと、
説得力に欠けることになるので注意が必要です。
こういった一連の作業、
見せかけの「激変緩和措置」とでもいいましょうか...。
時間軸が変わることはありませんが、
登頂に至る迄の通過点を見せることで、
「激変」を感じさせない「良い錯覚」を起こすことができます。
これにマッチしたのが、
弊社ではBSC(バランス・スコア・カード)の構築だったわけです。
このあたりから、
徐々に深い森(樹海)の中に入っていった気がします。
当然、深い森の地図を手に入れてからです。
ミーティング後期では、
木を見ることになるのですが、
これに関しては次回のブログで綴りたいと思います。
次回ミーティングでは、
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