年間休日日数の最低ラインの算出


「365 ÷ 7 × 40 ÷ 一日所定労働時間」

ここから算出される日数が、

年間所定労働日数となります!

ということは...

365日から上記式の算出結果を引けば、

年間休日日数を割り出すことができるわけです!
※うるう年の場合は366日です。


上記式の算出結果に少数点が含まれていた場合、

どうするのでしょうか?

例えば、260.71日...

この場合は年間所定労働日数は「260日」となります。

つまり、小数点以下切り捨てを行って下さい。



具体例を見ていきましょう!
  • 具体例その1 : 1日の所定労働時間が8.0時間
  • 具体例その2 : 1日の所定労働時間が7.5時間
  • 具体例その3 : 1日の所定労働時間が7.0時間


 具体例その1:1日の所定労働時間が8時間の場合
 
 年間所定労働日数 = 365 ÷ 7 × 40 ÷ 8.0
             = 260.71...[日]

 260[日]が労働日の最大値!
 (注意)これより増やせません
 
 年間休日日数    = 365 −260
             = 105[日]
 
 105[日]が年間休日の最小値!
 (注意)これより減らせません
  

 具体例その2:1日の所定労働時間が7.5時間の場合
 
 年間所定労働日数 = 365 ÷ 7 × 40 ÷ 7.5
             = 278.09...[日]

 278[日]が労働日の最大値!
 (注意)これより増やせません
 
 年間休日日数    = 365 −278
             = 87[日]
 
 87[日]が年間休日の最小値!
 (注意)これより減らせません
  


 具体例その3:1日の所定労働時間が7.0時間の場合
 
 年間所定労働日数 = 365 ÷ 7 × 40 ÷ 7.0
             = 297.95...[日]

 297[日]が労働日の最大値!
 (注意)これより増やせません
 
 年間休日日数    = 365 −297
             = 68[日]
 
 68[日]が年間休日の最小値!
 (注意)これより減らせません
  

 補足)
  1年単位の変更労働時間制を採用していた場合、
  最低85[日]の休日確保が必要となります。
  一概に冒頭の計算式より算出された日数が、
  基準とはならない点に注意して下さい。
 


以上のように、

年間休日日数の最低ラインは、

算定式より算出できます。

そして、

これは法律により定められています。



あそこの企業は○○日だから、うちもそうしよう!」、

危険です!

心当たりのある方は、

冒頭の算定式を使って確認してみて下さい。



ご不明な点などございましたら、

お気軽に弊社宛てまでご連絡下さい!

 メール :info@d-produce.com
 電話 :045-226-5482
 FAX :045-226-5483



プロフ写真




  山下 典明



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
横浜の社労士「D・プロデュース」

D・プロデュースの総合サイトはこちら

D・プロデュースの専門3サイトはこちら
 ◆給与計算代行 ⇒ http://calculation.d-produce.com/
 ◆就業規則作成支援 ⇒ http://regulations.d-produce.com/
 ◆人事労務制度改正 ⇒ http://labor.d-produce.com/

D・プロデュースFacebook
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━