『研修担当者としての基本的な心構え

 
勘どころシリーズ「入社前研修」4-1

勘どころシリーズ「入社前研修」4-2

研修の効果測定について、

研修担当の方は上図5点に注目して下さい。

今まで定性的判断により、

良し悪しを決定なさっていたのであれば、

定量化判断ができるように工夫をしてみて下さい。

これにより、

研修内容のモレムラ等に気付ける可能性が高まります。

これらの気付きに基づき修正を加えることで、

より充実した入社前研修の実現が、

期待できます。

そして、

入社前研修を受ける内定者満足度の向上も、

期待できます。


勘どころシリーズ「入社前研修」4-3

内定者に入社日から心地よく働いてもらうためには、

内定通知から入社日に至るまで、

高いモチベーションを維持してもらわなければなりません。

そのための研修内容とすべく、

工夫をする必要があります。


匿名アンケート調査、

研修当日の反応を診る上で、

有効なツールではないでしょうか。

準備周到、徹頭徹尾、完璧な研修内容であったとしても、

それは会社側からみた評価でしかありません。

受け容れる側の反応は、

実施してみなければ分かりません

上手くいけば御の字、

ダメであれば修正が必要なのは言うまでもありません。



このようなモチベーションの維持・向上を促す仕組みが、

考えられているかどうかを、

今一度ご確認下さい。



勘どころシリーズ「入社前研修」4-4

入社してみないと、

職場の人間関係や雰囲気は、

なかなか分からないものです。

入社してみて「あっ、ダメだ」と気付き、

会社を早期退職してしまう社員は結構多いものです。

入社前から社員との交流の場を用意することで、

こういった現象の低減が期待できます。


このような工夫が、

入社前研修に組み込まれているかを、

今一度ご確認下さい。



勘どころシリーズ「入社前研修」4-5

入社後にミスマッチが発覚、

会社の期待に沿う成長がみられない。

その努力の姿勢もみられない。

せっかく採用したのに早期退職の申出を受ける。

こういった事態は回避したいものです。

そのために、

入社前研修でしっかりと波長を合わせる必要があります。

もちろん、

採用面接の段階で、

波長が合う合わないといった見極めが成されていることは、

言うまでもありません。

ここでは、

絞り込んだ波長をさらに合わせる工夫が、

入社前研修に組み込まれているかを、

ご確認下さい。


参考:
 米国企業の「Zappos」は、上記に関して徹底しています。
 ザッポスの奇跡(改訂版)〜アマゾンが屈した史上最強の新経営戦略〜
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勘どころシリーズ「入社前研修」4-6

新しい環境に適合できるだろうか?

スキル不足ではないだろうか?

どうすればいいんだろうか?

内定者にとってこのような悩み苦労はつきものです。

これらに対してフォローアップする仕組みを用意することで、

入社後の動向を、

大きく変えられるはずです。

極端な話をすれば、

会社を辞める」 or 「会社に定着する」です。


フォローアップの仕組みが導入されているかどうか、

今一度ご確認下さい。



勘どころシリーズ「入社前研修」4-7

無知・無経験な状態で、

ビジネスの世界に飛び込むのは、

荒波に無防備な状態で飛び込むのと同様、

生存できる確率は非常に低いと言ってもよいでしょう。

これを阻止すべく、

各自が自己啓発を講じるのは当然として、

自己啓発促進や研修実施などを、

会社が用意・工夫する必要があります。

会社は、

社員が将来利益を生み出すと期待するからこそ、

そこに投資をするはずです。

何でもって利益を生み出してほしいのか、

この辺りをはっきりさせた上で、

自己啓発促進や研修実施を企画すべきです。


このような策がとられているか、

今一度ご確認下さい。



勘どころシリーズ「入社前研修」4-8

最後に、

研修のコストについてです。

入社前研修、

どの程度そこに費やすかは、

経営資源の配分に委ねられているはずです。

「何となくこれくらいかな?」ではなく、

社員が将来生み出す利益に対する投資」という視点で、

意思決定すべきです。

そうすれば、

それに準じた方向性や優先度が研修内容に生じ、

自ずと効果が高まるはずです。



御社が目指す姿を実現するための投資額、

このような視点で考えてみるのも、

効果的研修の実現には有効だと思います。




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