就職先の会社を選ぶ基準として、ワークライフバランスを重視する企業を選ぶ学生が増えているように思います。

現在、厚労省ホームページで平成22年度「均等・両立推進企業表彰」候補企業を公募しています。

http://www.mhlw.go.jp/general/seido/koyou/kintou/ryouritsu.html

これは、ポジティブアクションを積極的にすすめている企業、ファミリー・フレンドリーな企業を表彰するものです。

ポジティブアクションとは、「女性労働者の能力発揮を促進するための積極的な取組」のことをいい、

ファミリー・フレンドリーとは、「仕事と育児・介護とが両立できるような様々な制度を持ち、多様でかつ柔軟な働き方を労働者が選択できるような取組」のことをいいます。

この二つは、コインの両面のようなもので、片方が充実しているからと言ってワークライフバランスが保たれていると言えるかというとそうとも言えません。

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昨年、母校の女子学生からOG訪問をしてもらう機会がありました。

ファミレスで食事をしつつ、これまでどうやって就職活動をしたか、前職の職務内容はどうであったか、どうして転職したかなど、私の拙い経験を話す中で、

やっぱり、職業を決めることは生き方を決めることと密接につながっている!と実感しました。

”自分の能力・可能性を存分に発揮したい。

だけど、残業が多くプライベートな時間を持てない会社では、長く働き続けるのはむずかしいかもしれない・・・。”

・・・という考えは、男女を問わず就職活動中の方々の多くが1度は悩む点ではないでしょうか。

結局、この後輩には、「ワークライフバランス」がとれる会社を薦める格好となりました。

そうした意味でも。ポジティブアクション・ファミリー・フレンドリーをすすめているとして会社名が公表されることは、将来の会社を担う優秀な人材を確保する意味でもとても意義があると思います。

                                     古川