Dプロの古川です。

9月13日に朝日新聞に紹介され大反響であったという、『「無税」入門』(只野範男氏 著、飛鳥新社)を読んでみました。

タイトルはこのようですが、決して法の目をくぐっての怪しい本ではなく、私はこれを読んで、今までよくわからなかった確定申告・年末調整について理解できるようになりました。

毎年この時期になると、各書店で確定申告の簡単マニュアルなる書籍が目立つようになってきますね。

私も、今年の初めにこういったもののうち、最もわかりやすそうなものを1冊買い、前年に退職した自分の分とマイホームを購入した夫の分の2件を作成し、税務署に提出しました。

還付金額は無事口座に振り込まれ、なんとなくやるべきことは果たしたのですが、それでも年末調整とは何であるのか理解できないままだったのです。

所得って?控除って?103万円の壁と130万円の壁の違いは?基礎控除の38万円はどういうわけなの?扶養控除・特定扶養控除の違いって・・・?

毎年関わる大事なことなのにわからないのはスッキリしない、と思っていたので、この本のおかげで大枠がわかり良かったです。

この本がわかりやすい理由は、著者が一般のサラリーマンであるからだと思います。

この本の本来の目的は、サラリーマン業と別にサイドビジネスをした場合に、年末調整後の確定申告によって最も効果的に所得税が戻ってくる(還付される)ポイントをわかりやすく書いてあるところにあります

ですので、サイドビジネスをされている、又は検討されているサラリーマンの方にはモチロンお薦めの本ですが、それ以外の方でも(私のように)、ご自分の所得税がどのようなしくみで徴収されているかを知りたい場合にはなかなかおもしろい内容だと思います。

 

b9e4c1ad.jpg社会保険労務士法人 D・プロデュース