マネージャーの益子です。

 昨日、顧問先に訪問した際、「年金手帳の色に違いがあるのはどうして?」と聞かれました。

 素朴な質問だったのですが、普通はあまり見る機会は少ない物なので、わからない方も多いのでしょうね。(わからないのが普通かもしれませんね。)

 この答えは、平成9年1月から「基礎年金番号制」が導入された関係が影響しています。それまでは国民年金や厚生年金保険、共済年金は別々の番号で管理されていたのですが、この制度によって、すべての公的年金を一元管理することになりました。

 年金手帳の色が「オレンジ色」の方は、平成8年までに年金に加入していた方です。この手帳を持っている方には、社会保険庁から「基礎年金番号通知書」というものが送られているハズです。

  「青色」の年金手帳の方は、平成9年1月以降(基礎年金番号制スタート後)に交付された方です。これにはすでに基礎年金番号が記載されています。

 年金記録漏れの問題は、この制度切替時期に多く発生したものだと言われています。

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