個人情報保護の観点から、求人募集時の個人情報収集についてはいろいろな制限があります。共通のルールとしては、「その業務の範囲内で求職者等の個人情報を収集する」と言えるでしょう。
従前より、社会的差別の要因になる事項としては
・ 戸籍謄本の提出
・ 身元調査
・ 家族の職業、家族状況
・ 家族の地位、学歴、収入、資産
・ 住居状況(部屋数、間取り、道順)
・ 宗教
・ 支持政党
・ 生活信条
・ 尊敬する人物
・ 思想
・ 本籍地、生まれ育った場所など
があります。
このような、センシティブ個人情報の収集については、一切禁止されているわけではありません。特別な職業上の必要が存在すること、その他業務の目的達成に必要不可欠」であって「収集目的を示して本人から収集する場合」は許されています。
求人募集や求職活動は、経営者・労働者双方のお見合いです。相思相愛になるためにもより一層「個人情報」に配慮しなくてはならないでしょう。