最近ニュースで、セクハラや飲酒運転のことが多く報じられていますが、これだけ社会全体で問題視している事柄にもかかわず、こう頻繁に起こっているのはどういうことなのでしょうか。

 結局は、いくら周りで言ってみたところで、本人の自覚・意識が変わっていなければ問題は無くならないのでしょうね。まったく困ったものです。

 先日も、日本テレビのアナウンサーが、「出張中に系列局の女子アナウンサーにセクハラ行為をし、降格されていた」と報じられていました。
 記事によると、このアナウンサーは野球中継で地方に行き、宴席で隣に座っていた女子アナにセクハラ行為をしたといいます。会社の日本テレビは「詳細については申し上げられないが、就業規則違反の事実があり、降格処分をした」とコメントしています。

 つまり、会社がこのアナウンサーに対して行った処分は、「就業規則」に基づく処分で、あらかじめ就業規則にはセクハラ禁止に関する規定がされており、それに違反したために処分をした、というわけです。

 セクハラは、社会通念上からも行ってはいけない行為であり、この行為を行った本人は当然反省もしているでしょうから、この処分について異議を申し立てる可能性は低いでしょう。しかし、判断しづらい問題が起こったとき、就業規則にその事に関する規定が無かったら、もしかしたら「処分は不当だ」と言ってくるかもしれません。

 企業秩序を守るためにも、就業規則の規程はできるだけ詳細なものにしておくことが大切でしょう。

 セクハラに関する規定は、現在規程することになっているので、皆さんの会社の就業規則はきっと大丈夫だろうと思いますが、では、飲酒運転や飲酒運転を容認した場合の措置については規程されていますか?

 会社が従業員に対して行う処分は、「就業規則」がルールブックになるということを再度強く認識する必要があるでしょう。

益子

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