現在、厚生労働省が薦めている雇用形態のひとつに「短時間正社員制度」があります。皆さんは、この「短時間正社員制度」をご存知でしょうか?

厚生労働省はこの制度を「多様就業型ワークシェアリング」と呼び、多様な働き方を提供することを通して、より多くの労働者に雇用機会を与えることを目的としています。また、企業にとっても人材の確保を図る点で大きな効果が期待できます。

では、具体的にどのような問題を抱えている企業でこの制度の導入を考えればよいのでしょうか?厚生労働省では下記の例を挙げています。

  • 家庭の事情などにより、優秀な従業員が辞めてしまい、定着しない。
  • 労働時間が長いために従業員のモラールが低下し、仕事の効率がよくないような気がする。
  • 会社の将来を考えると、次世代を担う若い労働者を確保し、定着させたい。
  • 豊富な経験のある高齢者を活用し、その知識や熟練した技術を企業で役立て、継承したい。

今般、雇用形態の多様化が進み、企業人としての時間とプライベートの時間を同等に大切な時間と捉えている人が増えています。

今後は、企業にとって大きなテーマである「優秀な人材を幅広く確保する」ためにも、雇用形態を多種多様に用意しておかなくてはならなくなるでしょう。

皆様の企業も、「短時間正社員制度」の導入を考えてみてはいかがでしょうか?

 

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