メンタルヘルス不全に陥りやすいのはどんなタイプの人?
経営者の皆さんであれば、今までの経験則で「いろいろな従業員を見てきたから想像つくよ」と思われるかもしれません。
しかしながら、どのようなタイプの人でも可能性はあるものなのです。
実は、メンタル不全に陥りやすいのは、人のタイプによるものではなく、その人の取り巻く環境に左右されるものなのです。
具体的には、不況やリストラで会社が倒産したり失業したりすれば、どうやって生計を立てようかと不安になったり抑うつ感を持つこともあるでしょう。また、重い病気になったり、家族介護をしていたり・・・ 今までと同じ生活ができなくなることは人間にとって大きなストレスを感じる要因のひとつです。
心身共に健康で働けるということは実はとても難しいことなのです。健康診断の結果によると、心身に異常のない労働者は7人にたった1人しかいないそうです。
そこで、経営者や担当者の皆様には、次のことをぜひ思い出していただきたいのです。
・「あの時のあの一言に救われた。」
・「あの人がいなかったら、かなり追い詰められていただろう。」
という出来事(経験)を!!
冒頭でも申し上げたとおり、メンタルヘルス不全になるきっかけはいくらでもあります。
それでも、メンタルヘルス不全に陥らずにいられるのは、「環境」や「人間関係」に恵まれたりしていたからではないでしょうか。
従業員の皆様のため・会社の発展成長のためにも、ちょっとした心遣いが今も昔も重要であると言うことですね。