2009年11月
2009年11月30日
人事評価者研修
おはようございます、社会保険労務士の飯田です。
本日は、先日開催した 横浜市のつばさ保育園様への「人事評価者研修風景」をご紹介いたします。
つばさ保育園様は、定員60名・職員数約25名で、平成6年の開園から15年の歴史があります。
今までも職員の評価制度はありましたが、評価基準の見直しを大井園長が希望されていたこともあり、当社にて「新人事評価制度の構築」をお手伝いさせていただきました。
下記の写真は、新制度説明後、評価者研修の風景となります。
当日は、通常業務終了後の17:30〜開催したにもかかわらず、皆様の活発な意見で、有意義な時間となりました。
【人事評価研修目的の一例】
・評価対象とすべき行動の取り上げ方を学ぶ
・一般的な5段階評価とした場合、評価をどの段階にすべきかがわかる
・他の評価者と自分の考え方の違いがわかる などなど・・・
人事評価は、「賃金に反映する仕組み」との考え方が一般的です。しかしそれだでなく、評価を通じて互いの課題を明確にしながら、次期の改善活動をプロセスそのものにすることが大切です。
さらには、社員一人ひとりが「この職場で頑張っていこう」という意欲につなげていくことを目指すことも重要になります。
研修終了後、大井園長と。。。
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社会保険労務士法人 D・プロデュース
2009年11月24日
割増賃金の不払いに関する是正指導について
昨年度のサービス残業等、割増賃金不払いなどについて、厚生労働省より是正結果が発表されました。(平成21年10月22日付)
◆ 割増賃金って・・・?
企業は、基本的には週40時間・1日8時間という法定労働時間を超える労働を従業員に課してはいけないことになっており、どうしてもそれ以上働かせたければ、変形労働時間制を利用したり、労使協定(いわゆる36協定)を締結する必要があります。また、どんなに制度を整えても、法定時間外の労働はやはり≪割増賃金≫を支払わなければならないのです。
◆ 平成20年度の是正結果
今回、厚生労働省において発表したのは、昨年度1年間で、割増賃金の支払いについて労働基準違反として是正をした事案のうち、一企業当たり100万円以上の割増賃金が支払われた事案で、以下の通りとりまとめられました。
・是正企業数:1,553企業 (前年度比 175企業減)
・是正金額:196億1,351万円 (前年度比 約76億円減)
・対象労働者数:180,730人 (前年度比1,187人増)
これらは、労働者やその家族の方などから、各労働局、労働基準監督署に対して長時間労働、賃金不払残業に関する相談が多数寄せられており、これらに対して重点的に監督指導を実施し、取りまとめられたものです。
割増賃金の支払いを怠り、是正勧告で不正が認められると、不払い分の支払い義務が発生するばかりでなく、労基法違反としての罰金が課されます。中小企業にとっては経営が傾く要因ともなりかねません。
◆ サービス残業解消のために
賃金不払い残業(いわゆるサービス残業)の解消については、平成13年4月に「労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関する基準」が出ています。
また、具体的に労使で取り組んでいくことが必要ということで、平成15年5月に「賃金不払残業総合対策要綱」及び「賃金不払残業の解消を図るために講ずるべき措置等に関する指針」が出ています。
今後も、重点的な監督指導が実施されることとなっており、特に今月11月は「労働時間適正化キャンペーン」月となっているようです。
◆ まずは就業規則
前述のとおり、残業がある会社にとって最低限必要なのが「就業規則」・「36協定」です。当社でも作成のご相談を承っています。検討されるのであれば、お気軽にお問い合わせください。 http://www.d-produce.com/regulation/
2009年11月16日
就業規則作成実務と人事労務管理1日セミナー講師を努めました!
弊社代表 越石が、去る11月12日、11月12日に(社)かながわ福祉サービス振興会様が主催するセミナー 「就業規則作成実務と人事労務管理セミナー」講師をさせて頂きました。当日は施設の経営者、管理者、実務担当者の方に多数参加して頂きました。
セミナー風景はこちら
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
セミナータイトル 「就業規則作成実務と人事労務管理セミナー」
第1部 就業規則の作成実務
・就業規則の考え方
・就業規則作成のポイント
・就業規則作成演習 グループワーク
・就業規則検討内容発表会
第1部の達成目標・・・「就業規則の規定内容は会社の自由であることを認識した上で自ら就業規則を作成・改定するためのきっかけを掴む」でした。
第2部 人事労務管理
・日本の人事労務制度の歴史を知る
・何のために人事労務制度を構築するのか
・人事労務制度構築、外すことのできない3つのステップ
・人事制度と労務コンプライアンス
・今後の人事制度のトレンドを占う
第2部の達成目標・・・「人事制度構築、がんばれば自社で構築できる、人事制度構築、改定の進め方が分かった」でした。
2009年11月12日
Dプロ社内研修旅行に行ってきました!
Dプロの古川です。
先日、神奈川県三浦市の三崎で第2回Dプロ社内研修旅行を行いましたのでそのときのことをご報告します。
10月31日〜11月1日の1泊2日の研修で、宿も研修施設も昨年(第1回研修)と同じところを利用しましたが、天気にも恵まれ、今年も充実したものとなりました。
特に今年の研修が去年と大きく違うところは、スタッフ含めた全員が1時間程度の研究発表をした点です。
全員が研修までに意識を高めて参加できるのがとても良いと思いました。
また、私は普段全くプレゼンテーションをしない業務なので、今回の経験は、パワポの準備・研究発表の構成の計画なども含め、とても勉強になりました。
★1日目は全員による研究発表でした↓
【写真左】ワークライフバランスについて(古川)/【右】休職規定について(越石)
【左】キャリアコンサルについて(青山)/【右】組織心理学について(益子)
アサーション・コミュニケーションについて(飯田)
※飯田代表の写真は私が撮影に失敗したのでありません。すいません。
★お昼はもちろん・・・まぐろです・・・!おいしいお寿司をいただきました。
★夜は旅館でまぐろづくし♪♪(またも・・・!)まぐろの竜田揚げが美味でした。
2日目は、飯田代表講師による企業におけるパワハラ・セクハラについて(DVDの鑑賞)を行いました。特にパワハラについては、「え?こんなこともパワハラになるの?」という事例がいくつかあり、とても参考になりました。
研修内容だけでなく、1泊しての研修旅行は、普段なかなか話せないようなプライベートなことを話せたり社内の親睦が深まりとてもよいものだと思いました。お薦めです。
Dプロでもこれからも続いていけばいいなと思います。(今度は山のほうに行きたいです。笑)
古川
2009年11月04日
企業実務 2009年11月号 執筆記事
「企業実務 2009年11月号」に、当社代表飯田が記事を執筆いたしました。
テーマは「短時間正社員制度の導入の仕方と雇用管理の実務」です。
近年、少子高齢化の進展や産業構造の変化により、働き方に対する価値観の多様化が進んでいます。
現在では、いわゆる「短時間正社員制度」を雇用形態の一類型として捉え、制度を導入する企業が増えつつあります。
【執筆内容】
- 短時間正社員とはどんな存在か
- 短時間勤務制度のメリットとデメリット
- 制度導入の具体的な流れと賃金・処遇決定のポイント
- 労働保険・社会保険の適用について
- 制度導入によって受給できる助成金とは
⇒企業実務の詳細はこちら
http://www.njh.co.jp/magazine/0201.html
特に、2.制度導入の具体的な流れを簡単にご説明いたしますと、
ステップ1.制度導入の目的を決定する
ステップ2.賃金等の処遇を決定する
ステップ3.制度の施行と全社員への説明
自社の特徴や制度導入のメリット・デメリットを考慮し、上記の段階を踏まえながら、検討されるのもよろしいのではないでしょうか?
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